車を手放してから早々にやってきた、
人生初の難題。
それが、愛犬ボンちゃんのトリミング送迎だった。
距離にしたら車でたった15〜20分。
なんてことない距離。
でも車がないと、バスと電車を乗り継いで
いかねばならない。
わんこと暮らして20年以上。
わんことのお出かけは慣れているはずだけど、
実は「ワンコと公共交通機関に乗る」という
経験だけは、未経験。
|第一関門:何で行く?
結論から言うと、当日は見事に時間配分をミスり
バスに乗れず
「……もういいや、タクシー呼ぼう」と
Goアプリを開き、配車。
乗車拒否されたらどうしよう、と
若干の覚悟をしながら待っていると、
来てくれた運転手さんがめちゃくちゃ優しかった。
「犬も一緒にいいですか?」とおそるおそる聞く私に、
「うちも犬いるんで全然いいですよ。
なんならキャリーに入れなくてもいいですよ」って
ありがたい。

この状態で乗せてもらえることに。
ちなみにタクシー代は2,700円。
「高っ」と思ったのは一瞬で、
あの土砂降りの中でこの優しさに出会えたなら
安いもんだと思うことにした。
|第二関門:待ち時間
いつもならトリミングの間は一旦家に帰るのだけど
この日は車がないのでそれも叶わず。
仕方なく、読みかけの本を片手に
カフェで待機することに。
カフェオレをちびちび飲みながら本を読む、
優雅なひとり時間……のはずが、
頭の中は「帰りは無事帰れるかな?」で
いっぱいっだった。
| 第三関門:帰り
さて、帰り道。 「タクシー代も節約したいし、
せっかくだからボンちゃんと電車に乗ってみたい!」
完全に調子に乗った発言。
そう、この時の私はまだ、これから起こる惨劇を知らない。
電車に乗るには、ボンちゃんがキャリーケースに
きちんと収まっている必要がある。
おやつで釣って伏せをしてもらい、
なんとか上のファスナーを閉めることに成功。
「よし、駅へ出発!」 と思った、その矢先。
キャリーの横から、ひょっこりと顔が出た。
は?
一瞬「あれ、ファスナー開いてた?」と
思ったけど、違ーーーう。

ボンちゃん、サイドのメッシュ部分を
ビリビリに破いているではないか!
キャリーケース、稼働時間わずか半日で終了。
| 第四関門:覚悟のタクシー再び
こんな穴だらけのキャリーで電車に乗れるはずもなく、
私は静かにGoアプリを開いた。

(そんなことある?)
さっきとは違う運転手さんなので、
また一から乗車交渉である。
「顔がキャリーから出ちゃってるんですけど
大丈夫ですか……?」と、
今度はほぼ懇願に近いテンションで聞くと、
「顔出てても全然いいですよー」

今日、二人目の神です。
困った時の優しさは身に染みる。
終わってみれば、悪くない冒険だったって思う。
小心者な私は、この一連の流れの中で
お腹が痛くなるくらい緊張しました。
けれど振り返ってみると、私にとっても
ボンちゃんにとっても、ちょっとした冒険で
キャリーケースは犠牲になったけれど、
「ワンコ(中型犬)と車なし移動、
無理そうで意外となんとかなる」
ということを学んだ記念日でした。
次もトリミング予約したけど、
家の近くで探そうかな....(やっぱり弱気)
_______________________
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お店より安い

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人生初の難題。
それが、愛犬ボンちゃんのトリミング送迎だった。
距離にしたら車でたった15〜20分。
なんてことない距離。
でも車がないと、バスと電車を乗り継いで
いかねばならない。
わんこと暮らして20年以上。
わんことのお出かけは慣れているはずだけど、
実は「ワンコと公共交通機関に乗る」という
経験だけは、未経験。
|第一関門:何で行く?
結論から言うと、当日は見事に時間配分をミスり
バスに乗れず
「……もういいや、タクシー呼ぼう」と
Goアプリを開き、配車。
乗車拒否されたらどうしよう、と
若干の覚悟をしながら待っていると、
来てくれた運転手さんがめちゃくちゃ優しかった。
「犬も一緒にいいですか?」とおそるおそる聞く私に、
「うちも犬いるんで全然いいですよ。
なんならキャリーに入れなくてもいいですよ」って
ありがたい。

この状態で乗せてもらえることに。
ちなみにタクシー代は2,700円。
「高っ」と思ったのは一瞬で、
あの土砂降りの中でこの優しさに出会えたなら
安いもんだと思うことにした。
|第二関門:待ち時間
いつもならトリミングの間は一旦家に帰るのだけど
この日は車がないのでそれも叶わず。
仕方なく、読みかけの本を片手に
カフェで待機することに。
カフェオレをちびちび飲みながら本を読む、
優雅なひとり時間……のはずが、
頭の中は「帰りは無事帰れるかな?」で
いっぱいっだった。
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さて、帰り道。 「タクシー代も節約したいし、
せっかくだからボンちゃんと電車に乗ってみたい!」
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そう、この時の私はまだ、これから起こる惨劇を知らない。
電車に乗るには、ボンちゃんがキャリーケースに
きちんと収まっている必要がある。
おやつで釣って伏せをしてもらい、
なんとか上のファスナーを閉めることに成功。
「よし、駅へ出発!」 と思った、その矢先。
キャリーの横から、ひょっこりと顔が出た。
は?
一瞬「あれ、ファスナー開いてた?」と
思ったけど、違ーーーう。

ボンちゃん、サイドのメッシュ部分を
ビリビリに破いているではないか!
キャリーケース、稼働時間わずか半日で終了。
| 第四関門:覚悟のタクシー再び
こんな穴だらけのキャリーで電車に乗れるはずもなく、
私は静かにGoアプリを開いた。

(そんなことある?)
さっきとは違う運転手さんなので、
また一から乗車交渉である。
「顔がキャリーから出ちゃってるんですけど
大丈夫ですか……?」と、
今度はほぼ懇願に近いテンションで聞くと、
「顔出てても全然いいですよー」

今日、二人目の神です。
困った時の優しさは身に染みる。
終わってみれば、悪くない冒険だったって思う。
小心者な私は、この一連の流れの中で
お腹が痛くなるくらい緊張しました。
けれど振り返ってみると、私にとっても
ボンちゃんにとっても、ちょっとした冒険で
キャリーケースは犠牲になったけれど、
「ワンコ(中型犬)と車なし移動、
無理そうで意外となんとかなる」
ということを学んだ記念日でした。
次もトリミング予約したけど、
家の近くで探そうかな....(やっぱり弱気)
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